働くことと、毎日の暮らしは切り離せません。
キャリアアシスト宮崎では、就職する前から就職したあとまで、一人ひとりの生活にも目を向けながら支援を重ねてきました。
2018.11|地域の中で過ごす経験
生活訓練を利用する3名が、日頃野菜づくりをしている農園の感謝祭に参加しました。
地域の方々と一緒に農園教室で話を聞き、食事を囲んで過ごす一日。訓練室の中だけでなく、地域の中で人と関わり、さまざまな経験を重ねる機会にもなりました。



2020.06|働いている先輩から、これから働く人へ
「働くひとのための生活訓練」として、就職している6名が、これから就職を目指す人たちに自身の経験を伝えるグループワークを行いました。
話したのは、今のうちに準備しておいたほうがいいことや、就職後の休日の過ごし方など。
参加者からは「実習に行く時、緊張しませんでしたか?」「職場での昼休みは?」「お給料は何に使いましたか?」など、たくさんの質問が寄せられました。
就職して2年7か月になるFさんは、働きながら生活訓練も利用し、支援員からアドバイスを受けていることを話しました。



2020.06|「知っている」から「実際にできる」へ
就職してまもなく3年になるKさんは、「安定した気持ちで毎日生活できること」を目標に就労定着支援を利用していました。
ある日の相談は、「朝は忙しくて洗顔ができない」というもの。
そこで、洗顔に必要な準備や手順を確認し、実際に時間を計測。10分以内でできることが分かると、自分で「起床後、朝食準備の前に行う」と毎朝のスケジュールに組み込むことができました。
知識として知っているだけでなく、その人が実際にできる方法を一緒に考える。
そんな支援の記録です。

2020.06–08|仕事に合わせて、暮らしを整える
就職後、社会状況の変化によって勤務時間や出勤日が変わった方には、企業と情報を共有しながら、生活リズムが崩れないための方法を一緒に考えました。
また、時間の使い方を整理して仕事の準備や睡眠時間を確保したり、服薬情報を整理して病院への相談を手伝ったりする支援も行っています。
就職したあとも、定着支援、ジョブコーチ支援、生活訓練などを通して、「働き続ける」と「生活する」の両方を支えてきました。





2023.11|修了したあとも、つながりは続く
就労移行支援を利用して就職したKさんが、「ゆらりの会」に参加した際、現在の仕事や暮らしについて話してくれました。
自転車で通勤し、休日は好きなことや外食を楽しむKさん。「仕事に戻ってよかったこと」として、好きなことができる時間が増え、生活のリズムが整ったことを挙げています。
これからの夢は、「長く働くこと」。
就職し、支援の利用を終えたあとも、時々顔を合わせ、今の暮らしや仕事について話せる関係が続いています。


現在|一人ひとりの変化を見つめながら
現在の生活訓練では、生活の中での変化や成長を「SIM」を使って記録し、振り返る取り組みも行っています。
健康管理や金銭管理、人との関わり、地域での活動など、一人ひとりの変化を数値と言葉で確認しながら、その人のペースで次の一歩につなげています。
働くことを支えることは、その人の毎日の暮らしにも目を向けること。
就職する前も、働き始めてからも、その先も。一人ひとりが自分らしく働き続けられるよう、仕事と暮らしの両方を一緒に考える支援を続けています。